プラネタリウムは進化し続けています。
現在、圧倒的に支持されているプラネタリウムはメガスター(MEGASTAR)です。
メガスター3フュージョンのフュージョン投影「宇宙の姿を求める旅」
内容的には「HORIZON」を薄味にしたような感じ
デジタル投影レンズがひとつ故障していたようで、松型(漢字の「山」っぽい感じ)にデジタル映像がカケていたのは残念 pic.twitter.com/iyxf9F3cn2— 斑猫賢二(HAN-NEKO,Kenji) (@Tvvitter_com) August 11, 2019
まずは星の数を見てください。
【従来のプラネタリウム】
星の数:9000個
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綺麗ですが靄がかかっていますね。
【メガスター】
星の数:1500万個

いかがでしょう。星が1粒ずつくっきり見えますね。
星の数を比べてみると、その差は1700倍!実際の画像を比べてみると違いがよく分かります。
そして、メガスターはレンズの数もずば抜けています!レンズは32個も付いています。
天の川もこの通りです。
家族を連れて、岐阜県揖斐川町の西美濃プラネタリウム(藤橋城)へ行ってきました。
ベテラン解説者であるKさんの解説は淀みなく、久々にプラネタリウムを楽しむことができました。
実は、ここは以前の職場です。20年近く解説をしてきました。
投影機はメガスターⅡB。美しい星像が自慢です。 pic.twitter.com/cgFPfPgNKc— Yukihisa Matsumoto (@YukihisaMatsum1) August 11, 2019
こんなに多くの星が見られるのは大平さんのプラネタリウム「メガスター」だけです。
開発者である大平貴之さんの経歴やメガスターの仕組み、「かわさき宙(そら)と緑の科学館」との関わりなど紹介します。
お子様の自由研究にもおすすめですよ。
Contents
メガスターは超ハイスペック
プラネタリウムクリエイターの大平貴之さんが手がけたメガスター、その機能を紹介します。
投影される星の数は1500万個。これは肉眼では絶対に見ることができない数になります。本物以上の星空と評判です。
実際の投影中に双眼鏡を使って細かく見ることも可能です。これだけギッシリ星が詰まっているプラネタリウムは他にありません!
投影機は特別制
赤いボディの投影機には32個のカメラが装着されています。それぞれのカメラが割り当てられたエリアの星を映し出します。
そして、カメラのレンズには原版が埋め込まれています。
この原版に小さな穴をあけることで、星を1つずつ表現しているのです。
原版の穴の大きさは何と1万分の7mm!映し出される星の細かさも納得ですね。
プラネタリウムクリエイター大平貴之とは
それでは開発者である大平貴之さんの紹介です。
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【基本情報】
名前 | 大平 貴之 |
生年月日 | 1970年3月11日(49歳) |
出身地 | 神奈川県川崎市 |
専門分野 | プラネタリウム |
学歴 | 日本大学生産工学部機械工学科 |
就職 | ソニーに就職→2005年に有限会社大平技研を設立 |
※サイン会など多くのイベントを開催しています。
千葉県立現代産業科学館での12K MEGASTAR-FUSION上映、本日18日は大平貴之の生解説と物販サイン会があります。上映も8/28まで!https://t.co/45eGezt4d2#megastar #takayukiohira #planetarium #star #universe #cosmos #メガスター #大平貴之 #生解説 #プラネタリウム #12k #サイン会 pic.twitter.com/PxDUiR4DfK
— MEGASTAR(メガスター)/Ohira Tech(大平技研) (@MEGASTAR_OhiraT) August 17, 2019
※もちろん解説もしてくれます♪
大平貴之さん@ohiratec_mega のプラネタリウム生解説終わりました。
MEGASTAR-FUSIONが映し出す星空を分かりやすく解説してくれました。
面白かった。こんなものを250円で見れるのはスゴイ
現代産業科学館すごいわ
MEGASTARスゴイ。感動です。
サイン会してた大平貴之さん pic.twitter.com/CJIat6ICQL
— 多趣味な部屋@tasyumi_room (@neo_future_lab) August 18, 2019
受賞歴
1993年3月 – 日本大学優秀賞
2003年10月 – 川崎アゼリア優秀賞
2005年11月 – 日本イノベーター大賞優秀賞
2006年4月 – 文部科学大臣表彰 科学技術賞
2006年6月 – BVLGARIブリリアント・ドリームアワード2006
wikiより
上記に加えて、2004年に日本科学未来館と共同開発したMEGASTAR Ⅱ cosmos(投影星数560万個の)がギネスワールドレコーズに認定されました。
大平貴之さんは、プラネタリウムクリエイターとして世界一といえるほどの人物ですね。
新しい物を生み出すコツは、ありえない組み合わせを試みる事。たとえばパチンコ屋とプラネタリウムとかね。
けれどありえない組み合わせに拒否反応を示してしまう人が多い。新しいモノが出ない、と嘆きながら、その芽を自ら潰していたりする。— 大平貴之 (@ohiratec_mega) August 15, 2019
ちなみに特許数は15件以上!審査請求出したものは100%特許査定されています。
僕は特許をこれまで20件近く出願しているが、拒絶査定を受けた事が1度もない。審査請求出したものは100%特許査定されている。これは驚異的であると弁理士も驚いている。
— 大平貴之 (@ohiratec_mega) August 22, 2015
かわさき宙(そら)と緑の科学館を紹介
正式名称は川崎市青少年科学館。名前の通り川崎市が運営する施設になります。
「自然、天文、科学」の3つの体験が可能で子供の自由研究にピッタリです。
自由研究は以下の3つから選べます
- 自然
「生田緑地観察会」では沢山の昆虫や植物が存在する「生田緑地」をガイド付きで探索します。写真を沢山撮って生物まとめノートを作りましょう! - 天文
最新の「メガスター」で大宇宙を体験できます!気になった星座を調べるのにうってつけですよ。さらに、天体望遠鏡や双眼鏡を使って本物の星や月、惑星を観察できます。直近の開催は8月24日(土)「土星・木星など」です。 - 科学
「わくわく!科学実験教室」では携帯電話や電動歯ブラシに使われている振動モーターを作ることができます。直近の開催は「振動モーターカーを作ろう」9月14日(土)です。
その他、10種類近くもの体験教室が開催しています。まさに自由研究に最適な施設ですね。
しかも料金は無料~100円です。この夏1番のおすすめスポットですよ。ホームページからのお申し込みも行っています。
大平貴之の最新作を体験しよう
そして大平貴之が開発した最新のプラネタリウム「MEGASTAR-Ⅲ FUSION(メガスター・スリー・フュージョン)」が楽しめます。
メガスターのプラネタリウムに加えて、デジタル映像を融合させた最新作です。見ごたえ十分の宇宙空間となっています。
※TVでも紹介されました。
本日8/20放送「聞きトリ~プラネタリウム・クリエイターの大平 貴之さん」の情報はこちらから。https://t.co/C5tgBbEgUC pic.twitter.com/R3aGajfhXG
— 羽鳥慎一モーニングショー (@morningshow_tv) August 20, 2019
メガスターが導入されてる施設一覧
住所:東京都江東区青海2-41
住所:東京都東大和市奈良橋1-260−2
住所:兵庫県伊丹市桑津3-1−36
住所:茨城県日立市幸町1-21−1
住所:神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-2
住所:神奈川県厚木市中町1丁目1-3 厚木シティプラザ7階
住所:山梨県甲府市愛宕町358−1
住所:岐阜県揖斐郡揖斐川町鶴見332−1
住所:静岡県富士市岩淵1488-1
住所:北海道札幌市南区北の沢1956
住所:奈良県奈良市三条本町13-1
住所:東京都港区白金台4-9-23 ツツイ白金台ビル 5F
まとめ
いかがでしょうか?一般的なプラネタリウムと比べて段違いの性能ですね。
大平さんは現在、体験型プラネタリウムの開発をしているそうです。
その内容は「飛行機の中から眺めるプラネタリウム」です。飛行機のコックピットを仮想空間として、上空から星空を鑑賞します。
本当に未来のプラネタリウムですね。完成したらスグに体験したいです。